リサイクルシステム(地球に優しい循環型システム)
建設廃材の現状
建設廃材とは、コンクリート・レンガの破片、石膏ボード、木くず、廃プラスチック類、汚泥、ガラスくず等、建設・土木の工事現場で発生する各種廃棄物のことを指します。様々な産業廃棄物がある中、この建設廃棄物が年々増加し、業界内では大きな問題に直面しています。
例えばコンクリート型枠用合板 (通称:コンパネ)を型枠として使用する際、数回しか転用できないため使い捨てることが現状となっています。1つの現場で数百枚使用する場合、一体どれだけのコストがかかり、どれだけのコンパネが廃棄されているのか……。全国単位で考えると、とてつもない数字が想定されます。また、コンパネの原料となる木材の多くを伐採している熱帯雨林の急速な劣化・減少により、さらに大きな環境問題にも繋がっています。
国土交通省では建設廃棄物の現状として次のような報告をあげています。
(国土交通省のリサイクルホームページより引用)
①全国の産業廃棄物の総排出量は約4億1,200万トン。建設廃棄物はその内の約2割(7,500万トン)を占めている。
(平成15年度実績 環境省調査)
②産業廃棄物最終処分量は約4,000万トン。その内の約2割(700万トン)が建設廃棄物である。(平成14年度実績 環境省調査、平成14年度建設副産物実態調査)
③産業廃棄物不法投棄量は約41万トン。その内の約9割(35.4万トン)が建設廃棄物である。(平成16年度実績 環境省調査)
また特定建設資材廃棄物の中で、建設発生木材の再資源化率は61%(平成14年度)にとどまっており、コンクリート塊の98%、アスファルト・コンクリート塊の99%に比較すると低いため、さらなるリサイクルの推進が求められています。
当社では、少しでもこの環境問題に貢献できるよう“リサイクルシステム”を導入しております。
不要となった敷板を廃棄せず、新しい形に生まれ変わらせます。