gripad-eco

物流現場や工場の地震対策はしないといけないが、何から手をつけていいのかわからない

東日本大震災時に、ネステナーやラックは倒れなかったが、パレットから商品が飛び出て現場が混乱した

BCPを策定するように言われているが、具体的な取り組み方を考えられていない

建物や施設自体の免震構造にするには、大規模な工事が必要で、資金的にも難しい

普段の業務時から、パレットの滑りや荷崩れのリスクを低減させたい

お客様の商品はもちろんだが、なにより現場で働く人たちの安全性を確保したい

自動倉庫の商品落下やパレットのズレを防ぎたい

重量ラック適用の落下防止を検討しているが、使い勝手が悪いうえ、コストがかかる

ネステナーを使用しているが、簡単に安全対策をしたい

倉庫で使用されているネステナーやラック等の保管機器に装着し、パレッドのズレや滑落による製品の落下を防止する免震性の高い商品です。耐震マットと耐震ストッパーに使用している特殊素材が、 衝撃・震動を吸収するグリップ力に大変優れているうえ、コストが大変安く、加工しやすいので、物流現場で幅広い用途に使うことができます。

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東日本大震災時、弊社の倉庫では幸い従業員に怪我などはなく、施設そのものにダメージはありませんでしたが、 商品保管用ネステナーに積載した商品がパレットごと滑り落ちて多くの商品を破損しました。ネステナーの倒壊はありませんでしたが、 商品が落下してしまったため、復旧にも時間がかかってしまいました。そこで「gripad-eco(グリパッド・エコ)」に辿り着きました。「gripad-eco S」は、 もともとネステナー用に開発されたものだけあって、自分たちで取り付けや取り外しも簡単にできて、しかもゴムよりも滑りにくく、 ゴムよりも価格が安いということで導入を決定しました。今後、また大きな地震が来たときに商品を落下させない、ということは「働く人を守る」 「資産を守る」ということに繋がり、更には、災害後にも円滑な事業活動を継続するためのBCP(事業継続計画)対策にも繋がると考えています。
物流現場での地震対策を何かしないといけない、と頭を悩ませていたときに、この商品を知りました。gripad-eco(グリパッド・エコ)ならパレットの下に敷くだけなので簡単です。 似たようなマットやストッパーはいくつかあると思いますが、その中でも使いやすく、耐震効果は抜群です。大掛かりな工事や設備機器の導入が必要ないので、 コストパフォーマンスもいいと思います。
地震対策だけでなく、普段の業務からパレットの下に敷いて使用しています。お客様の大切な商品を守るのはもちろんですが、やはり何よりも人命が一番大事です。 落下事故で社員が怪我しないように、安全な現場作りのためにも導入を決めました。

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Q.素材(原料)は何ですか?

A.プラスチックの一種、塩ビ(=塩化ビニル=PVC樹脂)です。


Q.燃えませんか?

A.塩ビ樹脂の着火温度は455℃と高く、簡単には着火せず、直火から離れると塩ビ樹脂の炎は自己消化されます。他の汎用プラスチックに比べて燃えにくい素材です。


Q.雨に濡れても(水がかかっても)効果が落ちませんか?

A.水に濡れても乾けば効果は落ちません。但し、水に濡れたスチールにgripad-ecoをご使用された場合、滑りやすくなります。また、gripad-ecoを水洗いしても、乾いてからご使用可能です。


Q.金属に使用したときに錆びませんか?

A.一般的には金属の「湿食による錆」のほうが腐食が早いと考えられるため、金属自体の防錆対策をお願いします。


Q.種類は何種類ありますか?

A.マットが2種類、ストッパーが1種類となります。
【マット】GEM1150(幅1150×奥行き1150×暑さ10※mm)、GEM300(幅300×奥行き300×厚さ10※mm)
【ストッパー】GES50(幅72×長さ200×高さ65mm×厚さ10※mm)※突起上まで15mm


Q.厚さはどれくらいですか?

A.厚さ10mmです。但し、突起上まで15mmとなります。


Q.サイズオーダーは可能ですか?

A.可能です。但し、サイズによって製作出来ない場合もありますので、ご相談下さい。
(マットの最大サイズは、幅1150×奥行き1150mmとなります。)


Q.マットやストッパーを使用して、自分でサイズを加工したいのですが。

A.マットはカッター等でカット可能です。但し、安全にご使用頂くためカッターのお取り扱いには充分注意して下さい。ストッパーにつきましては、安全にご使用頂くため、お客様による加工はなさらないで下さい。


Q.耐震性はありますか?

A.マットは振動試験を行っています。結果につきましては「商品説明書」もしくは「振動試験動画」をご確認下さい。ストッパーは自社による“揺さぶり・牽引・傾斜・急停車”の検証を行い、効果を確認しております。(上ページの動画をご確認ください。)


Q.ネステナーだけでも耐震性があるのに、あえてストッパーをする必要がありますか?

A.(ネステナーの耐震性については説明を割愛します。)過去の地震において「ネステナーは倒壊しなかったものの積載荷物がパレットと共に滑り落ちる」といった現象が多々見受けられました。これは、揺れによるスチール(ネステナー)と樹脂(パレット)の滑りが原因だと思われます。積載荷物を守るため、ネステナーとgripad-ecoによるダブルの耐震対策をお奨めします。


Q.使用する際の条件はありますか?

A.パレットと積載荷物をストレッチフィルム等で固定してご使用下さい。また、パレットの底面形状を確認し、パレットが水平に、荷重が均等にかかるようにセットして下さい。


Q.ストッパーGES50は、ネステナーに5個取り付けないとダメですか?

A.当社検証結果により、ネステナー(W1100×L1100パレット用)には5個以上でのご使用をお奨めしております。但し、ネステナーとパレットのサイズにより個数の追加やセット位置の変更なども考えられます。ご購入の際にご確認下さい。


Q.全ての物流機器やパレットに使用できますか?

A.全ての物流機器やパレットに万能に対応するものではありません。ご使用頂く際には、それぞれの仕様・形状・耐荷重などをご確認下さい。


Q.他社のネステナー類似品に使用できますか?

A.ベース桁が50角パイプであればセット可能ですが、他社製品の場合、ラックの強度に対して当社は保証出来ません。あくまでもお客様任意でのご使用となりますことをご了承下さい。


Q.納期は発注後どれくらいですか?

A.ストッパーに関しては在庫品ですので、受注後約1週間以内で出荷可能です。マットに関しては受注製造品となりますので、数量によりますが頭出し3週間~くらいから出荷可能です。但し、受注時の生産状況によってはこの限りではありませんので、都度ご確認をお願い致します。


代表

物流現場の責任を担う
株式会社ビーベストワーク 代表取締役社長 剱持 正和 
 私は長年、倉庫内の運営業務に携わってまいりました。その中でも、物流センターの企画や運営を行ったり、 現場で働く人が使用しやすいような設備を作ったりと、幅広い業務を行っております。

 「gripad-eco(グリパッド・エコ)」を製作するきっかけとなったのは、2011年の東日本大震災です。各地に甚大な被害を もたらした震災時、弊社でも多くの物流現場が混乱に陥りました。幸い作業員に怪我はなく、施設そのものにも ダメージはありませんでしたが、パレット積みの荷物は横揺れで崩れ、落下し、多くの資産を失いました。物流セン ター機能は損なわれ、製品・サービスの供給がストップしてしまう事態となりました。中には、復旧までに1ヵ 月以上を要したセンターもありました。

 私自身もセンターの復旧指揮を執り、実際に作業を行ったのですが、そこでふと、施設を建てた建設会社やマ テハンメーカーの対応に疑問を感じました。一様に自社が関わった物流施設の耐震構造には自信を持っていたの ですが、残念なことに、保管している荷物がどうなったか、そこで働く現場スタッフの安全は保たれたか、とい うことへの関心は薄かったのです。

 「うちの建物は破損がなかった」と崩れた荷物を前に話す様子を見たとき、経済を動かす重責を担う物流現場 がこのままでいいのか、防災対策や労働安全衛生への取り組みが不十分ではないだろうかと考えるようになりま した。震災をきっかけとした様々な現場の状況から、「倉庫内で働くスタッフの安全確保」「お客様の資産を守 る」という強い気持ちを、私の中で再認識することができました。それを形にする為に、さらには業界全体の意 識改革の為に、耐震マットと耐震ストッパーの開発を決意しました。

 開発にあたって、まず現存する耐震マットの主流成分である、ゴム、シリコン、ジェルを発想しました。しか し、これらは燃えやすい素材で、酸化すると破れやすく経年劣化が激しいことから、何か別の素材で製作できな いかと模索していたところ、PVC(ポリ塩化ビニル)と出会いました。PVCは水道管のバルブなどに使用されてお り、経年劣化が少なく、高い性能を長期間持続することができます。加えて、自己消火性、難燃素材という欠か せない要素も持ち合わせています。また、PVCは使用後「産業廃棄物」として扱われるため、仮に不要となった 場合でも、新たな商品に生まれ変わることができ、「eco商品」として循環型社会を担う役割も果たします。

 理想の素材に辿り着くことはできましたが、そこには大きな壁がありました。PVCは非常に硬い素材です。な んとか柔らかく加工できないかと、塩ビ協会をはじめ、職人の方など各方面に相談を持ちかけました。しかし、 PVCは繊細で、気候や湿度により素材そのものが変化してしまうため、柔らかく加工することが難しく、「そん なものができるわけない」「誰もやりたがらない」と反対されました。

 それでも、物流業界の防災対策や労働災害に対する意識改革への思いはさらに増していきました。日本の技術 に不可能はない。信念が事を成し遂げる。きっと共感していただける方がいると信じて、新たに数十社訪問しお 願いに回りました。そして多方面からのご支援もいただき、私の「改革」に対する思いに共感していただける企 業と巡り合うことができました。しかし、思いを共感していただいてからも、まだまだ技術面で困難なことが山 積している状況でした。何度も実験を重ね、試作を繰り返し、ようやく、共感していただいたたくさんの方と私 の思いが形になりました。

 「gripad-eco(グリパッド・エコ)」はこうして物流業界として「働く人を守りたい」「お客様の資産を守り たい」という思いから生まれたものです。パレットの滑りや荷崩れのリスクを低減させるだけでなく、荷物の揺 れを抑制することで、震災時に現場スタッフが速やかに、且つ安全に避難できるという役割も担っています。

 2020年に発生した新型コロナウィルスの流行時には、物流業界が人々の生活を支える重要な役割を果たし、大 きな注目を集めました。その重要性を再認識した物流業界では、震災などの緊急事態が起きた場合、限られた資 源で事業活動を継続し、目標復旧時間以内に再開できるよう、事前に行動を計画するBCP(事業継続計画)が 浸透してきています。

 現場を動かすには「人」「しくみ」「マネジメント」が重要です。何より現場スタッフの安全対策を第一とし たBCPを考える必要があります。そのためには、BCPの策定に留まらず、定期的に対策を見直し、不測の事態に 備えて日頃から防災対策の意識を高めることが、今後の物流業界における責務であると思っています。

 また昨今の地震予測では、以前から指摘されている関東・東海地域のみならず、北海道や九州でも今後30年以 内に巨大地震の可能性が懸念されています。もはやM8.0以上の巨大地震が、いつどこで起きてもおかしくない状 況です。これは物流業界に限らず、各業界・各企業に突き付けられている課題と言えます。
具体的な対策を模索中の企業には、対応が急がれる状況であるのと同時に、すでに対策済みの企業においても、 これまでの地震対策やBCPを早い段階で見直すことが、迫られているのではないでしょうか。

「gripad-eco(グリパッド・エコ)」は、コストや手間を掛けずに、簡単に設置できるという点で非常に画期的 です。そのため、対応が大変だと考えられている、『企業の防災対策』に対する意識を変える製品となることで しょう。「gripad-eco(グリパッド・エコ)」が、皆様の安全対策の一助となれば幸いです。


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製造元:株式会社ビーベストワーク

会社名 株式会社ビーベストワーク
設立 平成 11 年 4 月
代表者 剱持正和
資本金 1,000 万円
所在地 〒104-0032 東京都中央区八丁堀 2-29-14 カイセイ八丁堀ビル8階
連絡先 info@beebestwork.co.jp
事業内容 物流機材(gripad-eco)の製造・販売
物流業務における作業全般/物流センターの運営管理/商品管理作業の請負/流通加工業務全般/構内作業及び貨物仕分けの請負/物流に関するコンサルティング/販売支援業務/発送代行サービス/庶務業務サービス/ソフトウェアの開発・販売業/各目的に附帯する一切の業務